Shinji Ishihara

「このような発表の場を与えていただいた、PRIMEな方々、またコラムを企画運営していただいている東さんに、陳謝申し上げます。私に与えられましたテーマは、、、」

という感じでしょうか?

私は仕事柄、こういう台詞を聞くことが多いです。

(悪魔でも「聞く」です。「言う」ではありません。)

勉強会やら、講演会やら、セミナーやら、

そんなこんなで、休日が潰されます。

メジャーな職業ではないから、

「私用」扱い(休日扱い、自費払い)で、

「お勉強」です。

いやはや、こんなもんであります。

それはさておき、「コラムを書いてね」と東さんに言われ、正直「困った」というのが第一印象でありました。

「A級トップライダーが語る、ジムカーナ関連のコラム」や、

「ドクターHoriuchiの「捻挫とは」」とかであるならば、

ジムカーナをしている方々にとっては読み応えがあるだろう。

はたして、最近始めた、ノービスライダーは何を書けというのだろうか、と。

ジムカーナ初心者として、とか、ノービスの時はこんな事を感じていたのか、とか、

後々思い出チックになれば、良し、という事にします。

では、始まり始まり

「コンフォートゾーン」

何かをやり始める時、またやり始めてからでもいいのですが、目標や、行き先を考えると思います。

それが、ジムカーナであれば、「早くなりたい、うまくなりたい」だったり、

それが、ツーリングであれば、「○○に行く、とりあえず山へ行こう」だったり、、、

ジムカーナを始めたきっかけは、人それぞれであると思います。。

講習会に参加して、、、

隣でジムカーナをやっていた、、、

なんだか、楽しそう、、、

誘われた、、、

DVDを見て、、、

などなど

きっかけは、何でもいいと思いますが、行き先や、目標は、どうしましょうか?

以前、聞いたこんな台詞があります。

「・・・あの人たちは、人間じゃないから・・・」

シード選手を指しての台詞であります。

勿論、「怪物」や、「バケモン」扱いしているわけではなく、

「自分達と比べて、凄く早い」という比喩でありましょうが、、、

コンフォートゾーン・・・うまく説明できませんが、イメージした通りになる、とか、要求した通りになる、とか、だそうです。

つまり、

練習していて、「コケそう」と思えば、身体が恐怖で硬直し、バイクの本来の動きが妨げられ、その結果、転ぶ、という感じ?

また、「俺は、絶対A級になって、優勝してやる!」と思えば、その欲求を満足させるべく、普段から、意識、時間、資金の用途を自ら決めるようになると思います。(PRIME Column Vol.2参照)

昔から、バイクに乗りたかったのであります。

いつ頃からだろう。

多分、小学生の時、家族で岡山に帰省する為、車で高速道路を走っている時に、疾走するバイクを見てから、だと思います。

軽自動車(1BOX)、家族5人で、片道700kmを帰省するのが、我が家のほぼ毎年の行事でした。

「軽自動車」といっても、20年も前で、荷物も人間も満載だから、どれだけスピードが出るか想像に難しくないと思います。

家族5人が、帰省することを考えると、それが一番安かったのでしょう。

今では、ジジババ4人は他界し、本家も代が継がれ、もう岡山へ帰る理由も無し、本家の家屋を建て替えてしまったため、懐かしいオンボロ家屋も無くなってしまいました。

高校生になって、原付免許をとり、バイトしてスクーターを買いました。

周りの友達は、中免を取って単車に乗っていました。

殆どの友達はレーサーレプリカに乗って、峠に走りに行って、時々「膝擦りできたぜ!」、「○リマシに載ったぜ!」とか、そういう会話を交わしたのを覚えています。

私も何度か見に行きましたが、こんな恐ろしいことは、自分にはできないと思いました。

でも、「ノーマルは格好悪い」という思いは人並みにありましたから、バイト代は改造代に消えていきました。もう一台買える位つぎ込んで得たものは、+10kmの最高速と、耐久性の無さでした。まあ、バイクの構造が勉強できて良かったと思っています。

親との約束(命令?)で、「バイクは就職してから」ということになっちゃいました。(原付以上は)

バイク屋や整備士、白バイ隊員などの選択肢もありましたが、縁がありませんでした。

無事就職し、趣味として、バイクに乗るようになりました。

「ツーリング」という立派なものではありませんでしたが、日帰りでよく出かけました。当時はそれで満足でした。

どういうきっかけか、忘れてしまいましたが、「なんだかもっと上手く乗りたい」と思い始めるようになりました。

上手くなる方法が、3つ、思い浮かびました。

  1. 首都高
  2. スクール

でした。

1,2,3の順番は、私が思う、金額の順番でした。

峠を走るのに、場所代はいりません。

首都高を走るのに、700円掛かります。

スクールは、万単位、かかります。

まず、選んだのは、「首都高」でした。

その理由は、忘れてしまいました。

なぜでしょう、歩行者がいなく、バイクという乗り物上、「加害者」になりにくく、どうせなるなら「被害者」の方が気が楽っていうのもあったと思います。「首都高」というちょっと悪びれた色香やネームバリューのせいなのか。高校生の頃の「無免、ノーヘル、二人乗り」に近い、「ちょい悪」の雰囲気がありました。その雰囲気は、結構悪くはありませんでした。ただ、コケたら死ぬかも、という思いや、これで、上手くなるのだろうか、という思いがありました。

そして、次に選んだのは、「峠」でした。なんとも、高校生の記憶がよみがえる。今度は自分があれをしようとしているのです。

その峠の「主」に会いました。いきなりのタンデムをやらされました。勿論、私は後ろで、バイクは私のバイクでした。コーナーの度に、金属が地面に擦れる音が聞こえ(ステップについてるバンクセンサー?)、運転するその峠の「主」は、あーだこーだと、ライテクを語っていましたが、私は、「死ぬー死ぬー、ごめんなさい」と心の中で叫ぶだけでした。何度か、その峠に通いました。でも私の求める、「上手くなる」ための場としては、私には合いませんでした。

首都高や峠と平行して、スクールにも通っていました。スクールは1回の金額が大きかったのですが、ローリスクでした。そして、段々うまくなっているかも、という感じがありました。

そしてそして、ジムカーナというものを知りました。

そういえば、スクールの時に、受講生同士の会話にこんなものが聞こえてきたのを覚えています。

「・・・今度の大会に出るから・・・」

(大会?、こうゆうスクールの大会があるのか?、なんだそれは?)

そして、いつの間にかジムカーナへとのめりこむ自分がいました。

ジムカーナは確かに派手さはありません。

「免許とってまで、こんな狭いところ、走りたくねーよ」

と、いうのを聞いたことがあります。

免許の更新か何かの時に試験場で、隣にいた人たちが、試験場を走る二輪講習会の姿やジムカーナのことについての意見を言っていました。恐らく、峠やサーキット、またツーリングが好きな人たちなのでしょう。人それぞれ、何を求めるか、どのステージを選ぶかは、千差万別でしょう。あーそういう意見もあるのかと、あまり気にしませんでした。

私は、「ジムカーナ」を選びました。

それは、今までの「目的の無いツーリング」や、「通勤」が主というバイク生活より、楽しく、また充実していると思います。まあ、普通の「サラリーマンとうちゃん」としては、ちょっと金のかかる趣味となってしまったのが、唯一の難点でありましょうか。

趣味と言えば、粗大ゴミで捨てられた動かぬ家電製品の再生が趣味の父親と、これと言って趣味が無い(あえて言えば、貯金や出来の悪い子供の心配くらいか)母親から、こんな子供が育つとは、、、。

だが、「モノは考えよう」で、首都高や、峠をメインステージに選んでいたら、「金・リスク」はジムカーナより、凄いことになるでありましょう。それに、「金・リスク」はもとより、父として、息子の道標とならなければならないと自負していますが、「峠」、「首都高」では、いかんせん、その責務が果たせるのでありましょうか。あまり喜ばしいことではないように思いました。どちらかというと、「息子には、して欲しくない」ことだと私は思いました。しかし、ジムカーナや講習会であったならばどうでしょう。将来一緒に楽しめるだろうし、勧めたいと思います。

今のところ、一家5人で、バイクに乗るのは、私一人、占有率20%であります。

そのうち、嫁や、子供にも免許を取らせようと企んでいます。

免許を取ったら、是非一緒にジムカーナを楽しみたいと思っています。

そして、それまでの猶予期間として、「私だけ」とりあえず楽しんでいる、そんな感じです。

練習に出かけるときは、いつもちょっとだけ後ろめたさがあります。

将来、段々、一家のバイク占有率が拡大していくことを望んでいます。

それまでに、私は、どこまで行けるのでありましょうか?

コンフォートゾーン

あなたは、どこまで、行くつもりですか?

私は、とりあえず、行けるところまで、、、

P.S. (postscript)

最近、一輪車チックなものを購入しました。

会場で、一輪車を見かけました。

バランス感覚を養うのに、役立つと思うのですが、どうでしょうか?

子守中でも、バランス感覚の練習ができるので、

バイクの練習にもなるし、

嫁のご機嫌取りにもなるし、、、

いいことばかりなのですが、、、

誰か教えてください。

ではでは